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言葉は生きている

三郎先生のカウンセリングコラム No7

―言葉は生きている―

「このような場合、何と返せばいいのですか?」と実習生によく聞かれたものです。後で考えて確かにその時の適切な言葉が浮かびますが、後の祭りです。今度このような場合、こう言ってやろうと思って用意していても、用意した言葉はすでに死んでいます。

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私が実習中に、ある講師の先生が、「もし学生が死ぬと言ってきたら、『死なないと約束してください。そうでないとあなたのカウンセリングは引き受けられません。』と言うぐらいでないとカウンセリングは出来ませんよ!」と言われたのを記憶しています。25年前です。

縁あって私は15年間、学生相手にカウンセラーとして第2の人生を生かされました。まだ駆け出しの頃、「僕は今日死にます。遺書も書きました。(吊るための)ネクタイを二本買いました・・・」と感情を抜きにして淡々と語る青年との出会いがあります。上記の記憶していた言葉を思い出しましたが、とても言えません。そんなことを口にすれば恐らくはその青年はそのまますっと帰ったと思います。用意された言葉には命がないと感じます。私はただ次へ繋ぐことだけを考え、必死でした。時間の終わりに、「僕はあなたの死にたい思いを10分の1も20分の1も聴けていません。それではあなたは死に切れないだろう。僕にその死にたい思いを教えてくれないか?」と言うと、しばらく考えてから「はい、では寄せていただきます。」と言うので、ほっとしました。彼は少なくとも2日間は死なないと約束してくれたのです。

結局1年2ヶ月、72回の面接で終結を迎え、「僕はあの時死ななくて本当に良かった。僕は今生きている幸せを噛みしめています・・・」と言って終結を迎えました。

言葉は言霊(ことだま)と言われるように魂が宿っています。その場その場で意味が変り、響きが変ります。今目の前にいる人に語る言葉は、その人だけの、その時だけの言葉です。カウンセラーのその時の言葉は、心に湧き出た感情を間髪いれず自然と言葉になって初めて言葉に生命が宿ります。

「言葉を磨く」ことはカウンセラーにとって一生続く課題だと思われます。

言葉を磨くとは?さてどうすればいいのか答えが出てきません。カウンセリングの学び以外の何かが必要ではないかと考えます。ではカウンセリングの学び以外の何かとは何か?・・・歌舞伎?芝居?落語?オペラ?朗読?・・・?

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