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カール・ロジャーズの真実(その2)

三郎先生のカウンセリングコラム No,26

カール・ロジャーズの真実(その2)

■ロジャーズの挫折体験と転移論

ロジャーズがシカゴ大学のカウンセリングセンターで重篤なクライエントに出会います。彼はそのClから依存欲求から生まれる激しい敵意に巻き込まれ、そのClから数ヶ月間奥さんとともに逃げ回るはめになります。これはロジャーズの唯一の挫折体験ですが、この出来事についてその22年後にその真実を明かしています。

 

彼はこの事件後心理療法家として生活もできないのではないかと思う程度の挫折感だと言います。これは勿論、カウンセラーが常に意識しておくべきClの「(依存から来る陰性の)転移感情」ですが、彼は転移についてはどこにも触れていません。フロイトはじめ他の有名な先人たちがその人特有の転移論を展開しているのに、ロジャーズには転移論がないのが何故なのか、私の長年の謎でした。

 

彼の揺るぎない理論の中核である「受容・共感・自己一致」の中に、その答えがすべて包含されているように感じ、すべての謎が解けた気がした時、私は鳥肌が立つ思いでした。ここに辿り着くのに私は20年要しています。
この挫折体験から、ロジャーズの心理療法が更に深まったと思われます。
彼の言う「受容」とは、ただ単にありのままを受け入れると言葉で表現できる何倍もの深い意味が含まれていると思われます。どう表現すべきか言葉がありませんが、言葉にすることによって生まれる誤差を承知で言うならば、相手に対する揺るぎがたい尊重と敬意、更に命にたいする畏敬の念とでも言いましょうか。ここまで来れば、Clに最早敵意に満ちた陰性の転移感情が沸くこともなく、したがって転移論を展開する必要もないのではないかと確信に近い思いになりました。
ただ一言ロジャーズはどこかで転移・逆転移は利用すればいいと書いているのです。
 
「グローリアと3人のセラピスト」の中で、転移・逆転移が穏やかに静かに流れているの感じ、なるほど、これがロジャーズの転移論かと一人納得です。

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