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逆転移感情の出所に気付く

三郎先生のカウンセリングコラム No,35

逆転移感情の出所に気付く

逆転移とはカウンセラーからクライエントへの何らかの無意識的感情を意味しますが、時にはクライエントの親や上司に対して抱く逆転移もあり、カウンセリングを学ぶものにとっては注意すべきだと思われます。

 カウンセリングを受けに来られるクライエントの主訴は、「母・娘関係」についてが実に多く、母から愛された記憶がないと語る人に何人出会った事でしょう。
 ある事例検討会で報告したあるカウンセラーが、母から愛された体験がないと語るクライエントの言葉から、ついクライエントの母親に対する怒りを覚え、「まあ、ひどいお母さんね!私はあなたのお母さんに今怒りを感じました」と言ったところ、母への怒りを顕わにしていたクライエントが何の反応もせず下を向いてその後何も言わなかったそうです。
 母から愛された記憶がなく、いかに怒りを表すクライエントも、実はその裏面に愛を求めていることにカウンセラーは気付くべきであり、細心の注意を払う必要があると思います。母から愛された記憶がなく怒りを表明するクライエントの無意識に仕舞い込んだ空しさや淋しさ更に、それでも尚愛を求めている苦しさにこそ共感する必要があると思います。
 更にクライエントの母親に怒りを感じたカウンセラーの感情は、自分にも気づいていないコンプレックスが刺激され湧き出た可能性もあります。カウンセラーの母親に対する無意識の世界にしまい込んでいる感情が噴出しているのかもしれませんし、母親とはこうあるべきだという価値観に囚われているのかもしれません。
 改めて共感とはどうあるべきかを考えさせられます。
 
 カウンセラーの逆転移はクライエントに対しての感情だけではなく、3人称すなわち、クライエントの親や上司に向いている場合もあり、カウンセラーは自らの感情の出所に敏感でなければならないと思われます。
 母からどんなにひどい仕打ちを受けても、場合によっては明らかに虐待を受けて育ったとしても、クライエントは母親を心底から憎めず、ひたすら空しくても愛を求めています。
 カウンセラーの共感は、あくまでも「あたかもクライエントが感じるごとく感じる」という基本を大切にし、カウンセラーの逆転移と明確に区別する必要があると思われます。
 

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