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一皮むける

三郎先生のカウンセリングコラム No,36

一皮むける

芝居の練習で、演出家が役者に、一つの台詞を何度も何度もやり直しをさせる場面がよくあります。最後には演出家は大声で「だめだー!」と怒鳴りつけ、役者は泣き泣き繰返すうちに、台本を床に投げつけ「分かりません!」と言って号泣する。演出家は「それだよ!」と言う。怒りの爆発が、その場面の感情の表出と一致した時です。
 役者が「一皮むける」瞬間です。
 
 カウンセリングで、しばらく膠着状態が続き、思わずクライエントが「先生!私の言うこと聞いてくれているの!?」等と、陰性の転移感情をカウンセラーに向けられたとしましょう。このような体験を私は駆け出しの頃、複数回あります。今でこそこれがカウンセリングが大きく動くときだと分かるのですが、その度に自分の傾聴が足りなかったのかと、おたおたしてしまい謝罪したりもしました。
 あるとき、クライエントの声よりも大きな声で「僕は聴いているよ!」と思わず言葉が出ました。驚いたのはクライエントだけではなくカウンセラーの私もでした。この時双方の感情が噛み合い、双方が一皮むける瞬間でした。
 このような体験を期待していてもできるものではなく、ある時ある場面で、思わず言葉がほとばしる時があり、クライエントが洞察に至り、カウンセラーが成長するときだと思われます。
 
 私ごとですが、妻が料理ができなくなり、私が毎日料理をするようになり2年になります。夕食には肉と魚を交互に使うようにしていますが、これだけではなく、野菜たっぷりの吸い物や漬物も欠かせません。今では料理するとき、何を使おうか考えることなく、冷蔵庫をのぞきながら自然と使うものを手に取ります。考えることはまずありません。調味料もそうです。味付けは昆布出汁と塩と胡椒で十分です。漬物は泉州特産のなすびの浅漬け。
 台所に立ちながら何も考えず、手が動くままに任せるとうまくいくようになるものです。
 私の料理も「一皮むけ」ました。
 
 芝居の練習、カウンセリングの気付き、料理。この三つに共通点があると分かったとき、更に「一皮むけた」気がするのです。
 

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