私たちは、苦悩する人とどう関わったらいいのでしょうか。専門家の助けももちろん大事です。しかし、家庭や職場などの日常場面で私たちがそうした人たちとどのように関わるかが、そうした人たちの苦悩に大きな影響を持つことも事実です。身近な一般人による生活場面でのケアと、専門家による相談機関や医療機関でのケアとは、どのように共通し、どのように違っているのでしょうか?
関西カウンセリングセンターは、市民一般に広く開かれた心理カウンセリングの学びの場として創設され、来年で60年を迎えます。60年の節目を前に、こうしたテーマについて、気鋭の心理臨床家である東畑開人さんをお迎えして、お話を伺いたいと思います。
(2024年11月)
杉原 保史
講座内容
登壇者
東畑 開人 先生(講師)
白金高輪カウンセリングルーム主宰
講師からのメッセージ
素人性と専門性。これはカウンセリングや心理療法を考えるうえでの古典的な問いであり、そして現在進行形の解きがたい問いでもあります。それは心の支援や治療というものが、「つながり」という人間の根源的な営みをめぐって行われるものだからだと思います。このとき、素人性も専門性もつながりを可能にすることもあるし、つながりを損なうこともある。この微妙なバランスについて議論をすることで、「心理療法とは何か」を一緒に考えていけたらと思います。
杉原 保史 先生(イントロトーク)
京都大学学生総合支援機構学生相談部門長・教授
宮田 智基 先生(司会)
帝塚山学院大学大学院 教授
詳細
講座名称 | 素朴な心のケアと専門的な心理療法 |
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日 程 | 2025年1月12日(日) 15:00~18:00 3時間 |
受講資格 | カウンセリングに興味のある方、支援活動に携わっておられる方、携わりたいと思っておられる方 |
講義形式 | 「会場受講」と「オンライン受講」(Zoomウェビナー)のハイブリッド形式 ※会場・オンラインともに出席希望の方は申し込みが必要です。 会場かオンラインか、ご希望の方をお選びください。 |
定 員 | 会場受講・オンライン受講ともに定員になりましたので申込受付は終了いたしました。キャンセル待ちの受付はございません。 |
会 場 | オービックホール(https://www.obic-hall.jp/access/) 大阪府大阪市中央区平野町4丁目2−3 オービック御堂筋ビル2F ・大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅 徒歩3分 ・大阪メトロ御堂筋線・中央線「本町」駅 徒歩4分 ・京阪電車 京阪本線「淀屋橋」駅 徒歩7分 |
受 講 料 | 無料 |
申込期間 | 2024年11月24日(日)~12月26日(木) |
受講ご希望の方へ
- 申し込み後、キャンセル(当日欠席連絡を含む)される場合は、
必ず「 koza@kscc.or.jp 」までメールでお知らせください。 - オンライン受講の場合、視聴のみで質問受付はいたしませんのでご承知おきください。
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