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SNSカウンセリング

対談:LINEで悩み相談

杉原保史 先生 理事長 古今堂靖 事務局長 高間量子

若者のコミュニケーション形態の変化

先進国で若年層(15歳から34歳)の死因の中で自殺が最も高い水準にある日本。子どもの自殺やいじめの対策が喫緊の課題となっており、各地の自治体が無料通信アプリLINE(ライン)を使った悩み相談に取り組み始めた。会員制交流サイト(SNS)を活用したカウンセリング(自殺の防止やいじめ対策)の取り組みと今後の課題について3人の専門家に語ってもらった。(聞き手・日日新聞 市原健司)

『 相談したい気持ち 』掘り起こす効果
なぜ、SNS(会員制交流サイト)相談なのか

杉原  声を上げづらい子どもたちにとって、アクセスしやすいのがLINE相談です。
文部科学省は、SNSに自殺願望を投稿した若者9人が座間市(神奈川県)で殺された事件などを受け、「SNSを通じて誰もが相談しやすい窓口」の整備を進めています。実際に、2017年9月、長野県で行われたLINE相談に、電話相談の100倍を超えるアクセスがありました。
古今堂  文部科学省も「子どもの『相談したい気持ち 』を掘り起こす効果があった」と評価し、今後は相談体制のひとつの柱にしたいとコメントしています。

心理カウンセラーのスキルが必要ーなぜ、相談員は心理カウンセラーなのか。

杉原 深刻な悩みをメインに考えると、専門的なスキルが必要です。相談者の気持ちに向き合い、その人が希望をもてる方向に導いていくことが大切となります。
高問 カウンセラーは苦しい胸の内をじっくりと聞かせていただきます。どうしてこんなことを言うのか。何があったのか。辛い気持ちに寄り添っていくことで相談者は心を開きます。
古今堂 「死にたい」という若者に「頑張りなさい」というだけでは問題は解決しません。人間関係が希薄になっている相談者とどのようにして信頼関係を結べるか、まずその部分でカウンセラーの力量が問われます。
高問 若者たちはほとんど電話をしません。コミュニケーションのほとんどはSNSでつながり、文字でのやりとりが通常の会話感覚なのです。文字だけでの相談は難しさもありますが、スペースや改行、旬点やビックリマークなど、カウンセラーも微妙な表現を使い分けて、生き生きしたやりとりを工夫しています。また、相談内容は、深刻な悩みから日常の友達関係のことまで、とても多様です。相談現場では、ベテランの相談責任者がカウンセラーをしっかリサポートしながら対応しています。
古今堂 テキストが命のSNSカウンセラーには、繊細な表現力や感情の言語化能力が求められます。熟練したカウンセラーは相談者を勇気づけるための多くの言葉の引き出しを持っています。

今後の課題は。

高間  SNSを活用した相談ニーズは、若者に特化したものでなく、メンタルヘルスや虐待など急速に広がっています。それに対応できるカウンセラーの育成が急がれると思います。
古今堂 今後は制度設計をしっかりすることが必要。
一般財団法人全国SNSカウンセリング協議会が設立され、4月からは民間資格「SNSカウンセラー」が創設されました。関西カウンセリングセンターではSNSカウンセラー養成講座を開設し、一定の能力をもったカウンセラーを育成し担保したい。
杉原 SNSカウンセリングは相談ログがテキストで残るので、相談内容の分析に適しています。京都大学でもレベルの高いSNSカウンセリング技術の研究開発を進めています。

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